覆式落石防止網工は、地山の結合力を失った岩石を金網と地山の摩擦および金網の張力によって拘束するもので、落石予防工に準じた機能を持つものです。
ポケット式落石防止網工は最上段横ロープに支柱を設置して開口部を設けます。落石を受け止め法尻に誘導し、落石による災害を防ぎます。
支柱間隔5mにおいて、所定の落石エネルギーの吸収が可能です。
国内の基準に準拠した有効柵高で、所定の落石エネルギーの吸収が可能です。
ネットの部分補修が可能であり、かつその部分補修により所定の機能が回復が可能です。
以上3点を開発目標に掲げ開発された高エネルギー吸収型落石防止柵工法で、その技術は日本のみならず世界各国で広く使用されています。
※ハイジュールネット工法研究会加盟。
対象とする単体もしくは、数個の浮石、転石に格子状にしたワイヤロープや数本のワイヤロープを用いて初期移動を抑止します。
単体もしくは数個の浮石、転石を対象としているため、大きな浮石、転石にも対応可能です。
金網を併用することで小落石を防ぐことも可能です。
落石防護柵は、比較的小規模な落石対策として使用できます。
柔軟性を持ち、強度の高いリング型ワイヤロープを複数連結したモジュールを展開し、格子状に張り渡した縦・横ロープと連結し、交点付近にアンカーを設置し、転石・浮き石・剥離塊が落石にならないように初動を抑えます。